フットサルは点を取ることも大切ですが、しっかりとしたディフェンスができていないと失点を多く重ねる可能性も出てきます。
そこでディフェンスのやり方をチームとして徹底していくことも大切ですし、個人個人のスキルとして力をつけていくことも重要なポイントとなってきます。
ディフェンスをするにはまず基本の姿勢をしっかりと体に覚えこますこと、ディフェンスのコツを掴み相手のフェイントや動きに惑わされずボールにきちんとアプローチすることが重要であり、そのためには何度も実践を重ねることが重要です。
フットサルのディフェンス方法
フットサルのディフェンスのコツとして、まずはボールに飛び込んでしまわない意識付けが大切です。
ボールを取りたくて初心者などはすぐに足を出してしまいますが、オフェンス側は相手の足が出てきた瞬間が一番抜き易く、そこを待っている可能性も高いのです。
ボールにアプローチする時に足先だけで行くのではなく、ボールを奪う時は体ごと相手の体にぶつけに行くようなイメージでボールを奪い取らなければいけません。
もちろん、体にただぶつかるだけではファールになってしまいますから、きちんとボールを見てボールと相手の間に体を割り込ませるようなディフェンスの仕方ができれば、1番正しいチャージでボールを奪い取れていると言えます。
初心者が注意すべき基本
初心者がフットサルでディフェンスをする時に注意すべき基本が何点かあります。
まずはこの基本を守ることで簡単に相手に抜かれないように構えを取り、その中でどうすればボールを奪うことができるのか、それを自分なりに試行錯誤して練習してコツを掴んでいくことが重要です。
フットサルで、1人の力でボールを奪い取ることはなかなか難しいものがありますが、フットサルはピッチ内でプレーしている選手が少ないので1対1でボールを奪うことができれば、その瞬間に大きなチャンスが広がってきます。
フットサル初心者がディフェンスをする時に、基本を押さえてディフェンスをすれば相手の攻撃を抑えることもできます。
相手の攻撃を抑えることができれば、初心者もディフェンスでも効果を発揮しますし、カウンターや次に繋げる攻撃にとっても大きなポイントとなってくるのです。
①足を出さないこと
フットサルのディフェンスのコツとしてまず大切になってくるのは、簡単に足を出さないことです。
相手のオフェンスがボールを持って目の前にボールがあれば、ディフェンスとしてはそのボールを蹴り出せばボールを奪い取れると判断しがちです。
初心者はそのことが頭にあって簡単にボールを取りに行ってしまいますが、上手い選手であればあるほどに足を出してきたディフェンスの横をすり抜けるドリブルを狙っているものです。
相手の間合いで自由にボールを触れそうなタイミングであれば迂闊に足を出さず、まずはドリブルのコースやシュートコースを切って相手の足を止めることを目的としたポジショニング取りが大切になってきます。
②マークを見ること
フットサル初心者がディフェンスをするときに押さえるべき基本の2つ目としては、マークをきちんと見ることです。
ボールが相手選手から別の選手へと渡った時にどうしても目でそのボールを追いがちになってしまいます。
そうすることで一瞬マークから目を離し、裏を突かれたり、フリーの状態を作られる可能性が非常に高くなるのです。
自分のマークする選手が決まったのであれば、 ボールがその選手の足元を離れても、その選手と適度な距離感を保ちながらボールもマークも見れる位置へ体を移動しますが、パスが出てきた時にはインターセプトやチャージに行けるように常にボールと自分のマークを視界から離さない意識でマークし続けることが大切なポイントとなります。
③コースの限定
フットサル初心者が押さえておきたいディフェンスの基本3つ目としては、コースを限定するやり方です。
コースとはパスコース、シュートコース、ドリブルコースなど様々なものがありますが、相手は当然自分のゴールを目指して向かってくるわけです。
ディフェンスは自分一人の力でボールを奪い取れれば最高のディフェンスができたことになりますが、なかなか簡単にできるものではありません。
だからと言って、無理にボールを奪いに行っても相手にかわされる可能性が高くなります。
相手の力量や相手のボールの持ち方、状況などすべてを判断して自分が不利にあると感じた時には、無理にボールを取りに行くのではなく、多くのコースを限定して味方がカバーしやすい位置に相手を追い込み、シュートが打ちにくいところへボールを運ばせることも重要なディフェンスのやり方です。
ボールを奪い取るだけではなく、コースを限定していくことも立派なディフェンスのやり方と言えます。
ディフェンスは1人で取り切る必要はない
ディフェンス1人だけの力でボールを奪い取ることができれば最高ですが、フットサルにおいてはなかなかそういったことができない状況が多く存在します。
そんな時、初心者であれば何も考えずにボールに近寄ってしまいますが、そこで基本を思い出し、ぐっと我慢することもディフェンスにとっては重要なことです。
点を取られなければ良いので、そのためには自分の後ろに味方もいますし、最終的にはキーパーもいるはずです。
味方選手と連携してボールが奪い取れるように相手の足を止め、隙を伺うために時間を稼ぐこともディフェンスにとっては重要なことになるのです。