フットサルはサッカーに比べるとピッチが狭く、得点が入りやすいのが特徴的なスポーツです。
それゆえ攻撃の魅力を存分に味わうことができますが、実際にフットサルをプレーする時にはディフェンスを考えることが重要になっていきます。
ディフェンス力を高め、そこからリズムを出すことがチームとして勝ちに繋がっていくからです。
そのためには計算のできるディフェンス力を高める必要がありますので、様々な状況を想定してディフェンスの練習方法を考え実践していく必要が出てくるのです。
ディフェンスは重要
フットサルをするにあたってディフェンスは非常に重要なものになってきます。
フットサルは5対5で行うスポーツですから、少ない人数で連動して守備をしていかなければすぐにゴールを奪われてしまいます。
そこで大事なことは、マンツーマンでマークをつくこと、お互いが声を出し合いチャレンジとカバーを分担しボールを奪いに行くことになってきます。
そういったディフェンスの技術は非常に重要であり、それを実践させるためには常日頃から意識を高く持ち、練習方法を考え取り組んでいくことが求められるのです。
多くの状況を想定し、それを踏まえた練習方法でディフェンス力を上げる必要があります。
フットサルのディフェンスの練習方法
フットサルにおけるディフェンスの練習方法は、チームのコンビネーションを磨くとともに1対1の強さを磨いていく必要があります。
フットサルはフィールドプレーヤーが4人対4人で戦いますので、1対1の局面で負けるようなことが起きれば一気に失点へと繋がっていく可能性が出てくるのです。
ですから1対1の練習を行って、相手に抜かれないような守備の仕方を磨くとともに、2対2などを練習することでコンビネーションをあげて数的不利な場面であっても守れたり、仲間と連携して守備をすることで相手の攻撃の芽を摘んでいけるようなやり方を身につけることが重要になるのです。
①1対1のディフェンス練習方法
1対1でディフェンスをする練習方法はピッチの真ん中、右左からスタートします。
オフェンス側がボールを持ち、そのボールを持った選手に対するマークに1人ディフェンスがつきます。
そしてオフェンスがボールをディフェンスに渡し、リターンしたところから1対1を始めるのです。
これによってディフェンスとオフェンスの練習ができます。
ディフェンスの練習方法のポイントとしては、マークとボールそして自分のゴールを結んだライン上に立つことですぐにシュートを打てないようにコースを塞ぎます。
その状態で腰を落とし、半身の体勢で後ろ足に重心をかけます。
相手がフェイントをかけてもしっかりとボールを見て、できるだけピッチの外に追い込むような角度でボールを持たせます。
相手がドリブルをして、ボールを出した瞬間にボールと相手との間に自分の体を入れてボールを取ることが一番のポイントとなりますが、それが出来ない時には相手をピッチの隅へと追いやるようにディフェンスしていくのが基本と言えます。
②チームディフェンスの練習方法
フットサルのチームディフェンスの練習方法としては、ハーフコートでオフェンスとディフェンスに分かれて練習をします。
簡単に考えるとゲーム形式の練習ですが、この形では、ピッチの半分を使って行うので、ディフェンスの練習だけに徹することができます。
この時に大事なのは、自分のマークとの1対1もありますが、チームで守るために、声を掛け合ったり、どこでチャレンジするのか、時間を稼ぐのか、それをチームで確認しながら行えるのがハーフコートのディフェンス練習方法なのです。
ディフェンス次第でチームが変わる
フットサルではディフェンスの練習方法はたくさんありますし、現在誰も行っていないディフェンスの練習方法でも自分たちで考え行っていくことでチーム内の結束やコミュニケーションが高まってきます。
ディフェンスが連携して行えるようになれば、失点することが少なくなりますので、試合に勝つ可能性も高くなりチームの雰囲気も良くなっていくのです。
失点ばかりしているチームは、お互いに文句の言い合いを始めるようなケースも出てきてしまいます。
そういったことを起こさずチームが一つになって戦えるために、ディフェンスはとても重要なことと言えます。