フットサルのルールでスライディングの2つの解釈

フットサルは、もともとスライディングや接触プレーが禁止されている競技でした。

それゆえ、サッカーをしていた選手にとっては、少しの接触プレーでもファールを取られたり、反則になったので、少しやりづらさが残る部分もありました。

そのルールゆえに大人と子供のように様々な年代の選手の交流になったり、技術だけで勝負する競技となったので初期の頃は多くの技術に特化した選手が生まれるような要因にもなってきました。

しかし、ルールが変わりスライディングや接触プレーが認められることで、小型のサッカーのようになってきて、最初の頃には禁止されていたスライディングもそのルールの流れの中で、ボールに直接行くのがOKとなったりして、現在では足に当たらない通常のスライディングであれば認められていると言った状況にあります。

スポンサーリンク
futsal-improvementレクタングル大

フットサルにおけるスライディング

フットサルにおけるスライディングは、サッカーよりも行いやすい点もあります。

それはピッチがグラウンドではなく、床面であることでスライディングすることに抵抗があまりなくなるのです。

しかし、やり方を間違えると怪我をしたり、自らを痛めることにもなりますから正しいスライディングの仕方を理解し、相手の足を削らず正当にボールにスライディングできるようにすることが、ルールに則った正しいフットサル競技をする上で重要なことになってくるのです。

悪質なスライディングは、自分も相手も怪我をさせることになりますから、無理なスライディングをすることのないように指導することが重要です。

サッカーと同じ扱い

フットサルのスライディングは、当初は足元にあるボールにスライディングしてはいけないとなっていました。

つまり、ドリブルしている選手に対するスライディングが禁止でパスやシュートを打つそのコース上にスライディングをしながら足や体を投げ出すことは大丈夫となっていたのです。

それがルールの改正により、サッカーと同じようなスライディングが認められるようになりました。

このルール改正によって、スライディングでドリブル中のボールを狙って足を出すことが認められましたので、より激しい競技となったことは認めざるを得ません。

①ボールにチャレンジするスライディング

サッカーと同じスライディングのルールということで、ボールに直接チャレンジするスライディングができるようになったのです。

ボールへのチャレンジというのは、ドリブルしている選手に対し、横や斜め後ろからボールだけを狙いスライディングをして相手選手に当たらずにボールを蹴り出せば、そのスライディングは認められるといったルールです。

過去のルールでは、フットサルではこのスライディングが認められていませんでした。

つまり、ドリブルしている選手には、スライディングによるディフェンスができませんでしたから、 危険度は低かったとも考えられます。

②コースに足を入れるスライディング

フットサルのルール改正前のスライディングの方法といえば、シュートコースやパスコースに足を投げ出すスライディングでした。

これは、相手がボールを蹴りたいそのコースへ足を出すことで、壁を作りその飛んできたボールをブロックするやり方です。

このやり方のスライディングは、直接足元に行くわけではないので、認められていて過去から利用することができましたし、現在ルールが変わっても使うことができます。

このスライディングは安全で、相手選手や自分も怪我をする可能性が低いので、こういったスライディングを体に慣らして、いざという時に体ごとシュートコースにスライディングができるようにしていくことが、ディフェンス能力を上げる上では重要なことになってきます。

フェアなスライディング

フットサルにおいてスライディングは、認められたルールですから最終的に足が届くと思えば、しっかりと諦めずスライディングでシュートコースや相手のボールを奪いに行くことは重要なプレーになってきます。

しかし、それはルールに則ってフェアなプレーをすることが重要であり、相手の足を削っていいものではありません。

そのことをきちんと念頭に入れながらスライディングを使えるようになることは、フットサル選手にとって重要なポイントと言えます。

スポンサーリンク
futsal-improvementレクタングル大

futsal-improvementレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする