フットサルはサッカーよりもピッチが狭く交代も自由に行えるために、走力がなくても体力が少なくてもできるスポーツと思う人もいるかもしれません。
しかし、実際にフットサルを行ってみると、ランニングのトレーニングなどをして体力をつけていないと試合で動くことはできませんし、すぐに息が上がり交代して休憩を入れてもピッチに戻ってくることができないようになってしまいます。
それは、フットサルのピッチが狭い分、休憩するような時間がほとんどなく、頭と体を動かし続けなければならないからです。
フットサルでどのようにすれば役立つ動きができるのか、そういったランニングのトレーニングを考えたいと思います。
フットサルでも大事な走力
フットサルでも走力というものは必要不可欠です。
走れない選手は、フットサルでは戦力として見ることが難しくなってくるからです。
走力を高めるためには、ランニングなどの走るトレーニングを行っていく必要がありますが、ただまっすぐに距離を走っているだけではフットサルに適した体力や筋力を身に付けることはできません。
フットサルではサイドステップや前後への動き、また急にスピードを上げたり止めたり、そういった様々な動きが必要になってくるのです。
様々な動きを継続して行っていくためには、体力もなければなりませんから、ただランニングに行くことも大事ですが、それ以外のメニューを考えてこなしていき、瞬発力と体力、持久力様々なものを身につけることが大切になっていきます。
走力を鍛えるトレーニング
一口に走力を鍛えるトレーニングと言っても、ただランニングをしてみたり、瞬発力を上げる動き方をしてみたり、坂ダッシュやサーキットトレーニングなど多くの敏捷性を一緒に鍛えるトレーニングであったりと様々なものがあります。
ランニングをメインとしたトレーニングは、フットサルを行っていく上での基礎体力を高めるために、必要となってくるトレーニングですから、楽しみながら行うことが大切になります。
そのためには、色々なメニューを組み合わせ、飽きないように楽しんで行うことが必要になってきます。
①ランニング
フットサルにおけるランニングのトレーニングとは、フィジカルを強化するために必要なものです。
基本的なフィジカルをアップさせるには、やはり走り込みがなにより重要です。
フットサルはピッチが狭く、交代も自由に行えますが、その分走り回らなければいけません。
交代してピッチに戻る時にも体力が落ちていないような持久力と回復力を養っていく必要があります。
そのためにはランニングを行い、体に長い時間動き続けても走ることのできるエネルギーを分解する力を覚えさせ、身につけさせることが必要になってくるのです。
日頃からランニングのトレーニングを行い、体に走るための力をつけることと、たくさんの筋肉を刺激して多くの変化のある動きに体がついていくようにすることが大切になってきます。
②ダッシュ
フットサルではだらだらと長い距離を走っていればいいわけではありません。
相手選手に合わせてダッシュでついていかなければいけない場面もありますし、逆に相手のマークを外すために急にスピードを上げる必要も出てくるのです。
普段からダッシュのトレーニングをして瞬発力も高めていく必要があります。
ダッシュの練習としては、5mほどの距離を合図とともに一気に駆け抜ける練習や坂道をダッシュで駆け上がる練習、またコーンを並べスラロームのようにダッシュで駆け抜けていく練習などを行っていきます。
まっすぐに走る練習だけでなく、足の様々な運びを意識した動きのトレーニングをしていくことで細かな筋肉を動かして刺激していくのです。
③サーキットトレーニング
フットサルにおけるランニングのトレーニングとして有効なのは、サーキットトレーニングもあげられます。
サーキットトレーニングは持久力だけでなく、瞬発力や敏捷性の能力、フットサルに必要な体力を身につけることができます。
サーキットトレーニングのやり方としては、コーンを並べたり、ボールを置いたり、様々な障害を並べその間のダッシュをしたり、ジグザグ走をしたり、ジャンプまた急にドリブルを入れてみたり、多くの動きを一度の動きで取り入れるやり方です。
様々な運動を1度に行うことで、体の多くの筋肉を鍛え刺激することにもなりますし、インターバルを短めに取ることで、持久力も同時にアップすることができます。
地味な練習を続けること
フットサルにおけるランニングトレーニングは、非常に地味で辛い練習と言えます。
しかし、これを繰り返すことで体力や瞬発力がアップし、ドリブルの時の瞬間的な動きや相手についていくディフェンスの動きがより強化されるのです。
そういった走力を高めることはフットサルをする上で必要不可欠でありますので、そのためには地道にランニングトレーニングを継続することが大切と言えます。