フットサルをするにあたって大切なのは、基礎練習になります。
基礎をきちんと磨き上げることでどのような対戦相手と試合をしても、またどういったカテゴリーで色々な試合をすることになっても臆することなく自分の技術を発揮することができるからです。
基本技術を磨くためのメニューとしてはたくさんのものがありますが、それぞれに自分のできることを考え行うことが重要といえます。
フットサルの基礎
フットサルの基礎としては、トラップ技術、ドリブル技術、パス技術など色々な基礎技術が必要になってきます。
これらを磨く基礎練習はいろいろなやり方がありますが、最初はプレッシャーを受けずボールにだけ集中できるやり方で行い、徐々に相手選手からのプレッシャーを受ける形での練習に切り替えていくことで試合の中で使える基礎を磨ける基礎練習となっていくのです。
フットサルの基礎練習は地味な練習を何度も繰り返し体に覚えこませていくことが重要であり、そのメニューは多岐にわたっていますからやり方を変え、気持ちを変えながら続けていくことが何よりも重要になります。
基礎練習のメニュー
基礎練習のメニューはたくさんありますが、その中でも特に基本となるのはボールだけに集中して自分がそのボールに対しきちんとしたトラップ、キック、ドリブルができるようになることです。
基礎練習を徹底し、その技術が身につけば相手を目の前にしたり、プレッシャーを受けながらそれらの技術を役立てるのか、また自分だけのリズムで多くのプレーをすることができるのか、それを突き詰めていくことになります。
基礎練習は、まずはボールに慣れて自分がボールタッチのできる感覚を養うことが一番重要だと考えます。
徹底的にボールを受ける基礎練習、ボールを触る基礎練習を繰り返すことが必要です。
①トラップの基礎練習
基礎練習のメニューの1つ目としては、トラップの練習が考えられます。
トラップはボールを止める技術ですから、これができなければフットサルでは次の動作に移ることができません。
まずはボールを思った場所に止め、それからパスやドリブルの選択肢が出てくるからです。
そのためのトラップのメニューとしては、2人1組で味方選手からボールを投げてもらい、それをインステップ、インサイド、腿などを使ってトラップします。
止めたボールは、次の動作で素早く味方選手にインサイドパスをして返すことがポイントです。
これによりトラップ後の素早いパス出しを意識することができるからです。
②キックの基礎練習
フットサルの基礎練習として2つ目に挙げられるのは、キックの練習になります。
キックを蹴ることができないとフットサルではパスもシュートもすることができなくなってしまいます。
そのようなことにならないためにも正しいキックのフォームを身につけ、正確なキックが蹴れることは何よりも重要な要素と言えます。
そこで2人1組でキックの練習をしますが、まずは5mほど離れインサイドパスで正確に相手の右足または左足を狙って蹴ります。
それができるようになれば距離を徐々に飛ばしていき、インサイドの素早いパスを蹴る練習をしたり、インステップでグラウンダーのボールを蹴る練習をしたり、また浮き玉を味方の胸に合わせるようなキックの練習をしたりすることで多くのキックをの精度を磨いていくことができます。
③ドリブルの基礎練習
フットサルにおけるドリブルの基礎練習のメニューとしては、コーンを並べそのコーンに対しスラロームの要領でドリブルをしていきます。
その時重要になってくるのは、ボールタッチの仕方であります。
インサイドを使ってドリブルをしたり、アウトサイドを使ったりまた足の裏で引いたりして行うドリブルもフットサルでは必要になってきます。
最初はゆっくりと歩くようなペースで良いので、こういったドリブルの基礎練習を重ねることで、足元の技術が不自由なくなり、ドリブルをすることができるようになってきます。
メニューを組み合わせての練習方法
フットサルでは多くの基礎練習をして様々な技術を身につける必要がありますが、これらをすべて組み合わせ色々な練習メニューが出来ていくのです。
例えば、ボール回しにしてもトラップ、パスそして場合によっては2タッチ、3タッチのドリブルを入れることもありますし、ドリブルシュートであればドリブルとキックの技術が必要になってきます。
多くの基礎練習で培った技術を組み合わせたメニューを沢山作り、練習していくことがフットサルを上達するための一番の近道であり、大切な方法と言えるのです。