フットサルとサッカーで違うスライディングの2つの注意点

フットサルでスライディングが使えるようになったのは、最近のことになります。

もちろん、以前もシュートコースやパスコースなど足元と関係のない場所にスライディングに行くことは可能でしたが、サッカーのように足元のボールに対してスライディングをすることは危険と判断されていました。

しかし、フットサルとサッカーのルールが同じようになってきたところからフットサルにおいてもスライディングを行えるようになったのです。

スライディングタックルのやり方自体はフットサルもサッカーも変わりはありません。

ボールに対して確実にスライディングでボールを奪いに行くのであれば、ファールではありません。

相手を怪我をさせない判断の下、ルールに則って行われるものには問題がありません。

しかし、フットサルとサッカーではピッチコンディションなど状況が違う部分がありますので注意しなければいけないこともあります。

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フットサルでも使えるスライディング

フットサルでもスライディングは必要不可欠な技術です。

サッカーのようにグラウンドでスライディングをするよりも恐怖心は少ないかもしれません。

ただ飛び込むのではなく、足を確実にボールに投げ出す技術そしてドリブル中のボールの行方を見る力、さらに自分のスピードやタイミングなど様々な要素がスライディングには求められます。

何度も経験を重ねて、スライディングすれば止められるというタイミングを体に覚えさせなければ スライディングが使えても効果がありません。

フットサルでは床でスライディングをするので、より体も滑りやすくなっていますから正しいスライディングを理解していないと自分が怪我をします。

危険なスライディングは、相手に怪我をさせることにもつながるので注意が必要です。

サッカーとフットサルで違うスライディング

サッカーとフットサルでは、同じスライディングでも様々な状況の違いがあります。

例えばピッチコンディションで考えると、サッカーは芝生やグラウンドで行いますが、フットサルは体育館の床がメインのフィールドになってきます。

グラウンドであれば擦り傷を負う可能性もありますし、芝でも滑りが悪ければ怪我をする可能性はあります。

それに比べてフローリングのピッチ面であれば、怪我をする擦り傷などは少ないかもしれませんが、摩擦を受け火傷のような状況になることは考えられます。

これらのように様々な状況を判断し、スライディングを行わなければいけないのです。

またそれに伴い体の使い方も大切になりますのでポイントを押さえていきます。

①滑りやすい床

フットサルのピッチはサッカーに比べると滑りやすいモノと言えます。

スライディングをしたときに、自分がどれぐらい滑っていくかをイメージしてスライディングしなければ、相手を怪我させるだけでなく自分自身も相手と接触したりピッチ外に飛び出すことで怪我をする可能性があります。

サッカーのグラウンドとは滑って行く距離が違うので、それを利用することも出来ますし何も考えなければ危険なスライディングとなりかねません。

練習の時から正しいスライディングを行っていくことで体にその感覚をなじませることが重要と言えます。

②スライディングの時の体の使い方

ピッチコンディションの違いは、スライディングのやり方にも影響してきます。

スライディングは片足を曲げ反対の足を伸ばして行うのが通常です。

また、サッカーと同じくフットサルでも足の裏を見せながらスライディングに行くことは非常に危険な行為であるために反則になります。

ボールに確実に足先でスライディングをすることと、体をうまく使うことが大切です。

フットサルの床面は、サッカーのグラウンドよりも滑りやすいと言いましたが、それを上手く利用することもできます。

フットサルのユニフォームは短パンですから、上手く短パンの裾、太もものあたりでスライディングをすることで抵抗を少なくし滑りやすくスライディングすることができます。

さらに短パンが足を守ってくれますので、怪我をしたり火傷になる心配も少なくなります。

ルールの中で確実にスライディングをすること

フットサルでもサッカーでも、ルールに則った的確なスライディングを行うことが重要です。

スライディングは一歩間違えば怪我をしたり、させたりしますから自分が確実にできると思った時にのみ行うべきです。

そして、スライディングは体を投げ出してしまいますから、途中で踏ん張り立ち上がってすぐに方向転換ができるように常に意識を持っておくことも重要です。

体を投げ出し切ってしまうのではなく、スライディングしながらも足と手で踏ん張り立ち上がるタイミングを意識しておけば、相手のシュートコースにスライディングをしつつ切り返されたとしてもすぐに立って対応することができます。

フットサルでは、こういった切り替えを常に意識しておくことが重要です。

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