フットサルボールとサッカーボールの2つの違い

フットサルは小型のサッカーと思われている場合が多い競技ですが、実際はボールの質や動き方など サッカーよりももっと細かく、頭を使う難しいスポーツであると言えるものです。

その中でも、ボールの質は違っていて、大人が使うサッカーボールよりも一回り小さくなっています。

そして、バウンドがしにくいボールになっていますから、地面に着いたときや、足に当てた時の反発力がサッカーボールよりも小さく、跳ねにくいのでその辺りを考慮してプレーする必要が出てきます。

逆に言えば、浮き玉の処理は難しくはないですが、浮き玉を使ったプレーをするとなると難易度がぐっと上がってくるのです。

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大きさの違い

フットサルボールとサッカーボールの違いは、まず見た目に大きさが違います。

サッカーボールは、大人であれば5号球と言われるサイズのボールを使います。

小学生などは4号球と言われる一回り小さなボールを使いますが、フットサルボールの大きさはまさにそのサッカーボールの4号球に当たるぐらいの大きさになっています。

大人になりサッカーをしていた人であれば、フットサルボールに触れることはすごく小さなボールに触れるような感覚になりますから、最初のうちは戸惑うことも多いと思われます。

しかし、小さなボールゆえに足技を使う時には、跨ぎやすかったり、扱いやすいという利点も出てくるのです。

バウンド力の違い

フットサルボールとサッカーボールの大きな違いは、そのバウンドする反発力にあります。

サッカーボールは、ボールがよく跳ねますので、地面に当たるとそれだけ大きくバウンドします。

もちろん、蹴った時の反発力も強くなりますから、スピードのあるボールを蹴ったりすることも可能となりますが、それだけ扱いにくい面があるとも言えます。

対して、フットサルボールは非常に跳ねにくくてきております。

ボールを2mくらいの高さから落とし、膝の高さぐらいまででバウンドするのが常識的なボールとなってきますから、空中にあるボールを止めるには非常にやりやすいボールだと言えますが、それだけ足元の技術が重要になってきます。

ですからフットサルボールを扱うことは難しいとも言えます。

①跳ねないボールの利点

跳ねないボールには、大きな利点も考えられます。

フットサルボールとサッカーボールではその跳ね方に大きな違いがありますので、フットサルボールは跳ねない特性を生かしてパスをつないだり、ドリブルのテクニックで相手を崩す、そういった面白みや特徴がありスピーディーな展開が期待されます。

その分、空中でボールを扱うことがあまりありませんし、ヘディングをするような状況にあってもあまりボールが飛ばなくなります。

ですから、フットサルをする時にフットサルボールでは、ゴロが主体のパスサッカーや足元の技術に長けた選手がより活躍することができると考えられるのです。

②跳ねないボールの欠点

跳ねないボールの欠点としては、浮き球を利用した攻撃方法が使いにくいというところにあります。

空中戦を仕掛けることは、フットサルではありませんし、ピッチが狭い分、あまり有効とも言えません。

跳ねないボールは、反発力が少ないので、転がってきたボールを蹴ったとしても、フットサルボールではサッカーボールほどのスピードが出にくいと考えられます。

跳ねないボールを使うフットサルでは、足技が重要になってきますし、ボールの触り方を考えていく必要が出てくるのです。

浮かさずに扱うためのボール

フットサルボールはバウンドしないように作られています。

ですから、基本的にフットサルでは、ボールを浮かさないようにすることが多いです。

ボールを浮かさずにプレーするのであれば、足元の止める、蹴る、ドリブルするといった技量を高める必要がありますし、こういった技術力を高めるためにはフットサルが有効ともいえるのです。

バウンドしないボールを採用することでフットサルでは、足元の技術の向上、テクニックの勝負というものを主体とすることを望んでいます。

こういった観点からサッカーボールとの大きな違いが生まれてきたのです。

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