フットサルとサッカーは細かな点は違えど、基本的に足を使うスポーツです。
そして、手を使ってはいけないと言ったルールの中では同じようなものと考えることができます。
フットサルをずっと続けている選手は、まだ今は珍しいと考えられます。
多くはサッカーをしていて、その中からフットサルへと移行していくケースが多く見られるからです。
サッカーで身につけた能力であっても、フットサルに十分活かしていくことができます。
フットサルだけをしていた選手とは違う特徴を活かしながら、フットサル選手として経験値を積み実力をつけていくことも大切な要素になります。
フットサルで必要な能力
フットサルに必要な能力としては、足元の技術力が重要になってきます。
サッカーでは身体能力を前面に出して勝負することができていた選手でも、フットサルではボールを何度も触ることが出てきますから足元のテクニックがある程度必要になってくるのです。
しかし、細かな足元の技やトリッキーなプレーが出来なければいけないわけではなく、基本技術が身についていれば十分フットサル選手として通用します。
フットサルはピッチが狭いので足の裏を使うことが求められます。
足裏を使ったトラップやドリブルはサッカーではなかなか使うことがありませんから、その技術を身につけていくことがフットサルにとっては必要な力となっていきます。
サッカーで身に付けられる役立つ能力
フットサル選手に特化しなくても、サッカーを続けていれば自然と身につけることができる能力でフットサルにも活かすことができるものがあります。
まずはボール捌き、ボールを扱う技術そしてパスを出すセンスさらにトラップの技術など、多くの基本的な技術はフットサルだからサッカーだからといって変わるものではありません。
フットサルは足の裏を使ったトラップなど独特な技術はありますが、足の裏を使わないからルール違反になるわけではなく、その方がボールを失いにくいというメリットがあるだけです。
サッカーで身につけた数々のトラップ技術は、フットサルでも十分活かされます。
①ボール捌き
ボール捌き、ボールを扱う技術はサッカーもフットサルも同じようなものがあります。
但し、サッカーの方がボールが大きく弾みますので、もしかするとボールを扱いにくいかもしれません。
サッカーに比べて、フットサルではピッチが板面でイレギュラーすることが少ないです。
またボールも小さく、跳ねにくいのでさまざまな足技を行うにはプレーしやすい環境にあります。
サッカーで様々なドリブルやテクニックを習得しておけば、フットサルへの応用は非常にやりやすいものであり、さらに多くの技術を習得する時にも割と簡単に身につけられることがあります。
サッカーとフットサルそれぞれに違いがありますが、それぞれの良さを感じながら練習しておくことが重要と言えます。
②パスセンス
フットサルで使えるサッカーで身につけた能力として、パスセンスがあるはずです。
パスはフットサルにおいても、非常に重要な能力となってきます。
サッカーよりもフォローに回ってくれる味方が少ないですから、素早く判断をして確実なパスを味方に通していかなければいけません。
そして、その上で決定的なパスを狙っていかなければいけませんから、非常にパスセンスは重要なものといえます。
そのためには、サッカーで培った遠くを見る目というのも重要なポイントです。
フットサルは味方選手が近くにいることが多いですが、それゆえに遠くのスペースやそこを狙った味方選手をきちんと意識してパスを出してあげることができれば、攻撃にとってのアクセントとなります。
そして重要なパスを通すことにも繋がっていきます。
③トラップの技術
フットサルで役立つ能力として、トラップの技術もあります。
サッカーボールは大きく、跳ねやすいのでより慎重にトラップする必要があります。
サッカーボールでトラップが思ったようにできたり、自分の意図した動きができていればフットサルボールはボールが弾みにくく勢いを吸収しやすいのでトラップしやすくなると考えられます。
フットサルでは、足裏を使ったりボールをその場に確実に止める技術が重要視されますが、サッカーで身についた技術が使えないわけではありません。
足元からずらした場所にトラップをすることで、素早く次の動作に移ったりシュートやパスに展開する動きができるようになるのです。
それはサッカーで身に付けた技術が役立っていると言えます。
フットサル独自のテクニック
フットサルにはフットサル独自のテクニックも存在します。
顕著なものが足裏を使ったトラップやドリブルのやり方です。
サッカーではボールが弾みますし、あまり足の裏を使ってボールを止めたりドリブルをすることはありません。
しかし、フットサルにおいては小さなボールを小さなピッチでそして相手からのプレッシャーを受けながらプレーしますから、足裏を使って確実に自分の間合いにボールを止めてから様々な技術を駆使しボールを扱える技術が重要になってきます。
サッカーで全く足裏を使わないわけではないのでフットサルボールを扱っていけば、十分対応することができます。
ボールの感覚に慣れていくことで、フットサルプレイヤーとしての質も高くなっていきます。