多くのチームスポーツでは練習をするにもある程度まとまった人数がいなければ効率的な練習をすることが難しくなります。
しかし、フットサルでは3人集まることができれば、やり方次第で練習できる方法はあるのです。
少しでも上手くなろうと思うのであれば、人数が少ないことを楽しめないと捉えるのではなく、人が大勢来ないからこそボールにたくさん触れるチャンスと捉え、練習に励むことで個人のスキルアップを 図っていくことができます。
フットサルの練習で人数が集まらないとき
フットサルの練習をしようとしても、人数が集まらないことも起こってきます。
そういった時には、個人の能力を高めていくようなキックやシュートの練習を繰り返していくことが重要です。
普段はなかなかボールに触れる時間がなくても、人数が少ないからこそじっくりとボールを触ることもできるようになります。
人数が少ないことを残念がるのではなく、3人しか集まらないのであれば、3人でできることを考えプレーし意思疎通を図ることで試合になった時には他の選手よりもより良い連携をとることができるようになっていきます。
フットサルにおいては、少人数でプレーすることが前提となりますから選手同士のコミュニケーションはとても重要になるのです。
3人でもできるフットサルの練習
フットサルの練習は3人でも行うことができます。
3人だけだとパッとしない練習メニューになりそうだと感じる場合もありますが、3人だからこそボールに触れる時間を長くすることができます。
細かなコミュニケーションをとりながら練習することができるので、普段とは違った練習内容を組むこともできます。
もちろん、何度も何度も繰り返し行うような練習は疲れてしまいますから、休憩を挟みながらひとつずつプレーを確認して行うことが重要になってきます。
①基礎練習
3人でフットサルの練習をするならば、基礎練習を徹底して繰り返し行うことも大切なポイントです。
人数が多い時には基礎練習が疎かになったり、アップの一つとして取り入れているような感覚になりがちです。
しかし、3人など人数が少ない時こそ基礎練習を徹底して行なっていくことです。
人数が少ない時こそ、基礎練習など普段より濃密な練習ができます。
その際にやりたい基礎練習としては、3人が一列に並び両端の選手がボールを持ちます。
そして真ん中の選手が投げてもらったボールに対し、腿でトラップをしたり、インサイドでボールを返したり、ヘッドで返すといったプレーをします。
その時にボールを返して振り向いたら、すぐに次のボールが飛んでくるようなタイミングでパス出しをしてあげることで、素早い判断と的確な技術を身につけることができます。
3人でローテーションすれば休みながらできますから、徹底的にこのやり方で基礎練習を繰り返せば トラップや状況判断の力が磨かれていきます。
②シュート練習
3人で行うフットサルの練習の2つ目として、シュート練習があります。
キーパーは置かずに、ピヴォにボールを当てて落としてもらってポストシュート、コーンなどマーカーを置いてそこに向かって行きドリブルで障害物をかわして素早くシュートを打つ練習を繰り返すことも重要なやり方です。
フットサルにおいてはスペースが非常に狭く、シュートチャンスもなかなかありません。
そこで大切になるのは、いかにマークからボールをずらしシュートコースを見つけてシュートを打つかになってくるのです。
そのための練習を人数が少ない時だからこそを徹底的に繰り返し行なって、自分の体に身につけていくことが大切なポイントとなってきます。
人数が少ないことを前向きに捉える
フットサルで練習をしようとしても、3人しか人数がいなければ、ゲーム形式の練習やボール回しなど楽しみながらできるものがなくなってしまいます。
そこで重要なことは、人数が少ないから楽しむことができないと考えるのではなく、人数が少ないのでボールをたくさん使って練習することができると捉えるべきです。
普段は、シュート練習にしてもシュートを蹴る瞬間、パスを出す前などしかボールに触れる時間がありませんが、1人1球のボールを使っても十分すぎる人数で練習をするのであれば、空き時間や少し休憩を取ろうと言った時に様々なフェイントやボールタッチの練習を組み入れていけば、普段以上にボールに触れる時間が増えてきます。
それこそが自分の技術力を高めるための重要な時間に変わるのです。