ブラジルといえばサッカーの強豪というイメージがありますが、もちろんサッカーと似たフットサルも強豪国の一つであります。
サッカーではストリートサッカーから技術を学び、実力を見せプロへと上がってきた選手が活躍しているような話をよく聞きますが、フットサルは割と子供の頃から整った環境でフットサルに適した技術を見つけた選手が多く排出されているのもブラジルという国といえます。
ブラジルでも設備が整ってきている場所が多く、より良い環境でフットサルの技術を磨くことができるようになってきているのです。
ブラジルのフットサルとは
ブラジルのフットサルは技術力が高く、見ていて楽しいものであります。
このような技術力の高いブラジルの選手は、ストリートで技術を培っていると思われがちですが、実際のブラジルにはとても良い施設がたくさんできています。
そういった場所でもともとセンスのある子供たちが多くのボールタッチを学び、たくさんの技術を習得していくことで、技術を全面に出した面白いフットサルを展開していくのです。
近代的な練習方法
ブラジルのフットサルと言っても、最近では近代的な練習方法がたくさん用いられるようになってきています。
感覚だけで行うフットサルから勝負で勝つためにはどういった戦術が必要なのか、チームとして戦うために必要なものは何なのか、そして個人の技術としてどういったものを伸ばしていく必要があるのか、はたまた自分が得意な形をどうやって作っていけばいいのか、これらを近代的な練習方法を交えてトレーニングしているのがブラジルのフットサルと言えます。
①分析を用いて練習を行う
フットサルの練習はしっかりとした分析を行い、チームに必要なもの、個人に必要な技術や体力面などを分析して、それに基づいた練習メニューをきちんと行っているのです。
ブラジルであれば自由奔放な発想と個人のテクニックが勝負を決めると思いがちですが、フットサルにおいてはチーム力やバランスの取れた能力を育てるために、しっかりとした分析に基づいた練習をとることによって、個人やチームのスキルを上げようとしています。
②技術力を付ける
フットサルにおいて必要不可欠なものとして、技術力を高めるといったことが考えられます。
フットサルの練習ではより多くボールに触れ、ボールを扱えるようになることが必要不可欠ですから、そういった練習を繰り返すことで柔軟性があり、相手に取られないボールの持ち方やドリブルを学び、相手との駆け引きに勝てるようになっていくのです。
フットサルはピッチが狭い分、より高い技術力が必要になりますし、技術力のある選手は安心してボールを受けることができ、またチームのリズムを作っていくことが可能になります。
そういった選手を数多く育て上げるためにも、技術を高めるために何が必要なのか分析し、練習に取り入れていくことが大切と言えます。
③考える力を養う
ブラジルにおけるフットサルの練習方法として考える力を養うやり方があります。
サッカーにおいても、フットサルにおいてもその局面局面でプレーを選択していくのは選手本人でありますし、どんなに周りが一番良いと思えるプレーを伝えたところで最終的にボールを持っている選手がプレーを選択するものです。
最良のプレーを選択し考える力を養うことが、選手として一回りも二回りも大きく成長するために必要不可欠と言えるのです。
選手の質を決めるのは技術力もあるかもしれませんが、それに加えて判断できる力、考える力があればそれだけ発想が豊かになりプレーも柔軟になってくるのです。
個人の力を伸ばす練習
ブラジルはやはり個人技の国とも言えます。
他の国に比べると、個人個人の能力というのは非常に高く、それがチームとして機能することでより強い国になっていくのです。
そのために個人の力を伸ばすべき練習をしていくことは必要不可欠であり、個人のひとつひとつの能力が高ければそれだけで全員がポイントゲッターにもなれますし、軸にもなれます。
そういったチームは相手チームからすると狙いどころがなくなりますので、非常に戦いにくいのです。
そのためにも全員の能力をより高みへと引き伸ばす練習を考え行うことが必要になります。
それが個人技の基礎練習であったり、ドリブル練習、パス練習ひとつひとつのプレーを高い次元で行うことが重要なことなのです。