フットサルで使える2つのロングシュート

フットサルでもロングシュートは様々な効果を生み出す飛び道具として使うことができます。

フットサルのゴールは狭く、キーパーが手の届く範囲であることが多いのでロングシュートはなかなか入ることがないように思われがちですが、やはり隙をついたロングシュートというのはタイミングさえ良ければ、ゴールに結びつくものです。

ですからフットサルであっても、より精度の高いロングシュートを身につけることで、ゴールチャンスを演出することができますし様々な距離から得点する可能性を広げられるものであると言えます。

フットサルのシュートとは

フットサルにおけるシュートとは、全ての選手が打つものであります。

ディフェンスを主体としていても、シュートが打てるレンジにポジションをとっていることが多々ありますし、流れの中で当然ピヴォの位置に入りポストプレーやシュートをどんどん狙っていかなければならないことも起こってくるからです。

それだけ得点が入る可能性があるのがフットサルであり、そのためにはシュートを必ず狙っていかなければいけないのです。

しかしゴールに近い位置からのシュートだけでは、ディフェンスもコースを塞ぎやすくなりますから、ロングシュートなど遠くからでも精度が高く、勢いのあるシュートを蹴ることができれば、より相手に脅威を与えることができますので、そのようなロングシュートのトレーニングをしていくことも大切になってきます。

ロングシュートを打つためには、ボールに合わせる方法と自分からドリブル中に仕掛ける方法があります。

ドリブルをしながらロングシュートを狙うのは、相手ディフェンスやキーパーとタイミングがわかりやすいので、守りやすいと言う欠点があります。

しかし、キック力があれば当然ゴールに向かって流れの中でシュートできますので、ゴールに入る可能性もありますし、チャンスが広がります。

それに比べ、こぼれ球や味方に出してもらったパスに対しダイレクトで合わせる方法であれば、相手が身構える前にシュートを打つことができますので、よりゴールに入る可能性が高まりますしボールの勢いに反発力を加え跳ね返しますから、より強いシュートを蹴る可能性があるのでシュートの強さも増すという長所があります。

どのような方法であっても、フットサルにおいてロングシュートを蹴る時には思い切りよく足を振ることが大切です。

コントロールだけを重視して、ボールを置きに行くような蹴り方ではなかなかロングシュートはゴールに結びつきません。

大体のゴールの場所をイメージし、思い切りよくそこを狙ってシュートすることでゴールを生むことも出来ますし、直接ゴールを取ることができなくてもこぼれ球を誘発し、味方がボールを押し込むことができるようになるのです。

それだけロングシュートはチャンスを広げる武器にもなりますし、滞った状況を打開するために使える大きな武器となってくるのです。

フットサルのロングシュートは、何もスピードとパワーだけが武器ではありません。

コントロールやタイミングが良ければ、ロングシュートでも十分ゴールを取ることはできます。

そのための方法が、キーパーの死角になっているタイミングでロングシュートを打つことです。

キーパーは常にボールが見える位置にポジションをとっていますが、混戦状態になったりディフェンスが死角になると、一瞬でもボールを見失います。

その瞬間であれば、キーパーの出足がほんの少しでも遅れますので、何気ないシュートであっても入る可能性が高まってくるのです。

これにはボールとディフェンダーとキーパーの位置、全てを見ながらシュートを打つことが重要になってきますから、状況判断の良さが問われることになります。

難しい技術になりますが、このタイミングをつかむことができれば、よりゴールを取りやすくなるのです。

フットサルはゴールが狭くロングシュートはなかなか入らないと思われているかもしれません。

しかし、フットサルでもタイミングやスピード、そしてコントロールをつければロングシュートが入るようになっていきます。

また、ロングシュートを打つことで相手のディフェンダーを間延びさせ、より近くでシュートが打てるようなパスコースを作ったり、ロングシュートを打つことで方向が変わりゴールに吸い込まれたり、そういった可能性を秘めているのもロングシュートの一つの特徴といえます。

ですから、闇雲にシュートを打つのではなく、状況判断をしっかりとして、ロングシュートやパス、ドリブルなど様々な技術を使い分け、相手ゴールに迫っていくことがフットサルにおいてなにより重要なことになってくるのです。